他のアクセス解析ツールと数字が合わないのは、そもそも各種定義に違いがあるといったことは以前書いた通りですが、「Google アナリティクス内で数字が合わない!!!」といったケースに出くわしたことがある方は多いのではないでしょうか。原因は様々で、出会ったケースを注意深く掘り下げていっていただけるとよりいっそうGoogle アナリティクスのことが理解できると思います。

今回はそんなお話です。

ユーザー側で操作できる情報などいくらでも存在する

そもそも前提として、Google アナリティクスに限らずアクセス解析が収集しているデータで、ユーザー側で操作できるデータはいくらでも存在します。

ユーザーエージェント、画面解像度などブラウザの拡張機能を用いて簡単に変更できるものもありますし、一手間掛けて諸々用意すれば存在しないはずのページや存在しないコンバージョンだって発生させることが可能です。アクセス解析がレポートしているデータで、特に細部に行けば行くほど何かしらの原因で数字が合わないことは至極当然なのです。

また、環境によっては開発環境のアクセスもGoogle アナリティクスに収集されているケースも多々あります。開発段階では、エンジニアが故意にコンバージョンページへダイレクトアクセスしたり、途中でユーザエージェントを切り替えてレスポンシブの確認をしたり、デバッグの為に、通常ありえない動作を行うこともしばしばです。

これらのアクセスログが収集されると、当然のことながら、Google アナリティクスではそれを正直にレポートしてくれます。

結果、「数字が合わない!?」といって、アクセス解析を活用する立場の人が混乱してしまうわけです。

Webサイトの作りそのものにも影響を受ける

Google アナリティクスに限らず、アクセス解析にとってURLはとても重要です。

サイトの作りによっては、コンバージョンページ(URL)に直接アクセスすると、リダイレクトなどされずそのままログインページとなるといったケースも見受けられます。

この場合、ダイレクトアクセスでコンバージョンが立ってしまうことになります。(Google アナリティクスの場合、1訪問の定義が複雑ですので、必ずしもダイレクトにはなりません)

コンバージョンを計測して、そのデータを活用している場合、これではまったく参考になりません。WebサイトのURL設計は、アクセス解析を加味して行うべきです。

Googleアナリティクス側の障害?計算待ち??

実は先週ずっとこの問題に振り回されてました。結論としては、時間の経過と共に解消されたので、順次再計算された結果、数字が落ち着いたと推測しておりますが、具体的には下記の状態でした。

API経由で、ディメンションにデバイスカテゴリ、指標にユーザー数と訪問数、セグメントなし、フィルタなし、日時は2013-11-01 〜 2013-11-31を指定した場合と、同じくAPI経由で、ディメンションにデバイスカテゴリ、指標に訪問数、セグメントなし、フィルタなし、日時は2013-11-01 〜 2013-11-31を指定した場合と、大きく数字が異なっており、指標をひとつ減らした(訪問数だけにした)だけで数字が違っていたのです。

Google アナリティクスのレポートでカスタムレポートを用いて同じ内容でレポートを作っても同じ現象が見られました。Google アナリティクスのように膨大なログを収集し、集計する場合、可能な限り即時レポートを提供しようとはしてくれてはいますが、インフラ構成の関係など含めて、時間を要してしまう集計もあるかと思います。「2日間のデータが全て欠損している」といったぱっと見で分かる状態だとまだいいですが、こういうことは発生するものだと受け入れざるを得ません。

まとめ

数字が合わない原因はいくらでも上げられます。ほんとに様々原因が考えられます。これらは出会ったら都度ひざを付き合わせて考え、ひとつひとつ潰していく他ないのではないでしょうか。

Google アナリティクスをはじめ、各種アクセス解析ツールはこれらの数字の違いが可能な限り無くなるよう、血のにじむような思いで細かなところへ気を使い、各々対応されているかと思います。様々な問題が絡み合い、結果、細部で数字に矛盾が出てしまうことはどうしたって発生します。デバイスがどんどん増えている昨今ならなおさら発生してしまうかと思っております。アクセス解析側も機能が豊富になり、その結果矛盾が出てしまうこともあります。

ということで引用させていただきます。私もそう思います。

余談です。
個人的な見解ですが、アクセス解析から発行されたタグをコピペするだけで全てが万事OKではないということを理解し、欲しい情報を正確に受け取る為に、各種ツールに合わせた受け入れ準備が整え、また運用していく中で、各種ツールに合わせて必要な改良を行うべきであると思っております。

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